1.ロータリー奨学金の目的 ロータリー財団には、現在、いくつかの種類の奨学金があり、それぞれその目的も異なっています。しかし、全ての奨学金に共通な目的として、奨学金制度を通じて、国際理解と世界平和に貢献することがその第一義的な目的となっております。したがって、奨学生は、留学国で高い学術水準を維持することはもちろん、ロータリーの趣旨にそったさまざまな国際親善活動を行うことが要求されます。 過去にロータリーの奨学金を受けた多くの方々が現在、世界各地で活躍されております。日本女性第一号として、ロータリーの奨学金を受けた元国連難民高等弁務官の緒方貞子さん(1951年度奨学生)もその代表的な方の一人と言えるでしょう。
2.ロータリー奨学金の種類 現在、ロータリー財団が支給しております奨学金は以下とおりです。 @文化研修のための奨学金 Aロータリー財団国際親善奨学金(1年間) Bマルチイヤー奨学金(2〜3年間) C世界平和奨学金 尚、2600地区(長野県)では、現在、Aの「ロータリー財団国際親善奨学金」およびCの「世界平和奨学金」を募集しております。
3.奨学金申請および支給の条件 ロータリー奨学金の第一義的な目的は国際理解と世界平和の促進にあります。したがって、これらの目的のため、ロータリーの趣旨および活動に賛同し、その目的にために積極的に活動していただけるかたのみ、奨学金支給の対象といたします。したがって、学術研究を主たる目的とする方は申請をご遠慮ください。また、ロータリー財団では、上記の目的を達成するため、留学機関の決定は、最終的にはロータリー財団が行います。ご自分が希望される大学のみに固執される方も、この奨学金には馴染みません。奨学金申請にあたっては、以上の点を熟慮いただけますようお願いいたします。 当2600地区(長野県全域)へ奨学金申請が可能な方は: @2600地区(長野県全域)に就業・就学されている方 A2600地区(長野県全域)に現在お住まいの方 B2600地区(長野県全域)に本籍をお持ちの方で、ご実家が2600地区内の方 以上のいづれかの項目に当てはまり、現在、高等教育機関(短期大学、大学、大学院等)に在籍しているか、あるいはすでに卒業された方、そして、留学国(地域)で使用されれる主な言語に精通している方(注1)となっております。 但し、次のような方は申請することができません。 @ロータリアンあるいはロータリー事務職員の直系親族および配偶者 A過去に留学希望地域に半年以上暮らした経験がある方 また、現在海外に就業・就学されていらっしゃる方の申請につきましては、別途、各ロータリークラブにお問い合わせください。
注1:英語圏に留学される方はTOEFLのスコア、その他の地域に留学されるかたは、それぞれの言語についての語学試験(ベルリッツが代行)で一定の成績を取得することが義務付けられます。
4.応募に関して 申請につきましては、留学を希望される年度(7月1日〜6月30日)の前年の4月ころが一般的な応募の締め切りとなっております。その後、各ロータリークラブによる選考が行われ、これに合格し、各クラブより推薦を受けた方を対象に地区選考が行われます。当2600地区では、5名〜8名の奨学生を最終候補としてロータリー財団本部に推薦しております。最終的な採用通知は、ロータリー財団本部より11月下旬ころに送付されます。 奨学金申請書類は各ロータリークラブにございますので、お電話にてお近くのロータリークラブ事務局までお問い合わせください。尚、奨学金の募集要項および地区内のロータリークラブ一覧はこちらをご覧ください。また、2600地区(長野県)以外にお住いの方や、お近くのロータリークラブがお分かりにならない方は、国際ロータリー日本事務局にお問い合わせ下さい。
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